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KGB-3 XLR

 

KGB-III XLR(2.0m PAIR)

KGB-3 XLRはKGB-3のバランス型モデルです。
 
KGB-3はTMDの新しい試みの一つであるソースターゲットをかなり絞ったケーブル製作の第一号 作品なのです。まず最初に試みたのはJAZZのそれもピアノトリオに的を絞りました。なぜKGBなのか?しかも3なのかについてお話ししますと、事の発端 は寺島さんとの会話の中で「最近、TMDは立体的な音場の再現とか緻密な表現とかの方向にばかり行ってしまっているような気がする...」と言われた事が きっかけでした。思えば、確かにそのような気も少しします。私としては最高性能のケーブルを作る事ばかりを考えやすく、実際、ほとんどの時間をその製作と 研究に当てています。寺島さんの本をつらつらと読んでいくと「カーン」「ゴリゴリ」「バシャーン」..そのような音を切望していると書かれています。カー ンはスネアの爽快なショットです。ゴリゴリはBASSの弦を掻きむしるような音、バシャーンは勿論、シンバルの炸裂する音のことです。この三つの「カー ン」「ゴリゴリ」「バシャーン」の頭文字を並べると「KGB」となります。この三つの要素を追求するためにKGBと言うジャンルを作ったのです。今後も研 究を重ねて十分に満足出来るKGBを完成させるのが目標です。さて1号機の「KGB-1」と「KGB-2」はめでたく寺島宅の装置に繋がれておりますが、 この素晴らしいケーブルをもっと広くオーディオ・リスナー(JAZZを愛して止まない)の方にお届けしようと更に研究を重ね、「KGB-3」ができまし た。
 
この「KGB-3」は1号機や2号機に比較すると、より通常のHIFI-AUDIO的なレンジ感と総合的な能力をも持ち合わせます。簡単に言うと、より一般的化されたKGBと言えます。
 

さて、余りお話しはしたくないのですが、ここでKGB に含まれる秘密の調合の一端をバラします。まず鉄を使っています。寺島氏は著書の中でこう語っています「鉄が30%ぐらい含まれたシンバルが望まし い」..と。つまり黄金音色のシンバルの音に世の殆どのハイエンドケーブルはなってしまっている現状がありますが、その事に対する寺島さんの鋭い指摘なの ですね。鉄の線に関してはずっと昔に、使いにくくはあるが面白い応用が期待できる導体として私は捉えていました。それではやってやろうじゃないかと言う事 になり、鉄の成分をケーブルの中に慎重に混入していきました...。面白いもので鉄も現代の鉄よりも古い鉄の方がムードが出るのですから不思議です。一 方、シンバルと言えばその成分は青銅と言われつまり銅を主体として錫・銀・ニッケル等が絶妙な配合比で混ぜられているのです。この合金はメーカーごとに絶対的な秘密事項であり、シンバル・ブランドで有名なジルジャン家は元々トルコの人で家族でその秘密は守られていたようです。


その合金(インゴット)を加熱したり延展した後、ハンドハンマーで叩きながら完成させていくという伝統の技です。JAZZの世界ではオールドKと呼ばれる1940年代から1950年代あたりに作られた物が大変に珍重されており高値で取引されています。

KGBに含まれる各種、金属はそのように絶妙な配合で組み合わされています。
これはTMDの極秘事項です。
よって構造等のいつもの解説はKGBに関しては割愛させていただきます。

KGB-3

 

とにかく生々しい...  そしてDARK で COOL

 
試聴... とにかく生々しい、普通のステレオの音ではない。リアルなシンバルの硬質感が出ている。そしてピアノの打弦感がフツーでない。
 
音場はそのステージ感が手に取るようにわかるような感じで、ある意味、薄気味悪いほど。それにしても、このピアノのブルージーな音は何なんだ。
 
ピアノがブルージーだと連動してベースもブルージーに聴こえる。
やけに意味ありげなのだ。
 
JAZZ音楽は陰影の機微を味わう部分も多くそのDARKさはRIDE感を伴って
いないとひたすら悲しいだけだ。
 
ゆえにDARKでRIDEな響きが切望される。
 
KGBは「カーン」「ゴリゴリ」「バシャーン」の三要素の追加で
暗いJAZZ世界に本来のパワーと輝き.. そして忘れてはならない生命力を
蘇らせる。
決して燦々と陽光が射すような世界ではないJAZZ世界は、元々 奴隷船で
強制連行されてきたアフリカの人達の呪いがDNAに何世代も刻まれているものだ。
従って世代が今日に近づくにつれアメリカナイズされた黒い皮膚の若者が
多くなっていく訳だが・・
私が思うにJAZZもBLUESも根っこは、そのDNAにあると思う。
その証拠にJAZZの代名詞でもあるマイルスは
「俺はいつだってBLUESをやっている」と宣い
BLUESの代名詞でもあるBB・KINGは
「わたしほどJAZZを愛している人間はいない」と言う。
カントリーブルースは主に田舎での風土、気候にあった発達を遂げ
街に出た彼らは都会的なBLUESと ・・そしてJAZZになっていった..。
私はこう考えている。
チャーリー・クリスチャンなどはJAZZもBLUESもやる両刀使いだった。
どちらの仕事もやっていたようだ。彼からするとやる演目の違い程度の
ものだったのだろう。
一方、都会に出た彼等はビートを重視し、歌はシャウトするスタイルを
とっていった連中もいる。そう、ソウルの連中だ。
アフリカのネイティブDNAは異世界のアメリカの大地でこのように
根を張っていったのだ。
 
さて、これら、ひっくるめてブラックミュージックは白人種や黄色人種にも
多大な影響を与えた。白人が作ったかのように誤解しているPOPSやROCKも
皆、アフリカのネイティブDNAの影響なしには生まれなかった。
 
これらアフリカのネイティブDNAのフレーバーを十全にリスニング・ルームで
解放するためにKGBは作られた。
 
決して明るくなんか無い筈のJAZZ音楽
 
問題は如何にその暗さを美に変換するかにある。
 
暗いままでは余りに辛い・・
 
KGBはあたかもオールドKのビンテージ・シンバルが発する重暗く、鈍く光るような魅惑的な音を目指している。
これをケーブル一本で変換しようという野望的試みだ。
 
今日のシステムでは出しにくい、その雰囲気、それを味わってもらうのが目的だ。

KGB-3の音色

 

  寺島さん編集の、このアルバムは最近の試聴ソースの中で、光っております。6曲目ではスティックの木質感、つまり木でできているスティックが金属製のリムに当たる「コッ」「コッ」「カッ」「カッ」 という音がもの凄くリアルなのです。私は中学生の頃から日常的にドラムを叩いていましたので実際の音は肌に染み込んでいるのですが、まさにその音が出てい ます。何か一つの音が真実に迫っているような気配がある場合、往々にして他の楽器もリアルだったりしますが、それは原音の雰囲気に近い音に迫っている証拠 です。近代オーディオが失ったものは多くありますが、獲得したものもあります。ですから獲得したものはそのままで、失ったものだけ取り戻したいのです。 JAZZ MUSICに於いてはKGBが初の試みとなります。スティックの音のリアルさに続いてベースの音も凄かったです。この6曲目のソロパートでは凄みを帯びた 弦を掻き毟るような熱気が音と共に眼前に迫ってきます。これはベース好きでは無い方にもわかる凄さです。このような一種、怖い音が出ることがオーディオに 本気になる契機になったりします。
 
ピアノはあくまでも美しく、ほの暗いそのトーンは往年のJAZZファンを痺れさせます。時折、キラッと光るその光彩がピアニストの天性の才能を音で 表現してくれます。いつも明るいのはクラシックのピアノですが、大抵はスタインウェイなどが使われますよね。そしてJAZZのピアニストはベーゼンドル ファーの暗めの音を好む人も多いのです。そう、JAZZは暗い音楽だからです。そして何処かもの悲しい.. もの哀しく美しい音楽でもあるのです。この暗 くて美しいという難しい表現をKGBではかなり表現できています。100%とは言いませんが、かなりいい線です。普通はJAZZのPIANOと CLASSICのPIANOをケーブル・メーカーはその描き分けまでは考えていないのです。・・というか二つの異なるピアノにフォーカスを当てる手段をご 存知ないのかもしれません..それが普通です。大手のケーブル・メーカーとTMDが大きく違うところは、その試作品の数の量です。TMDでは月間でも相 当、多くのケーブルの設計をしています。なぜ、そのように多くの設計が必要なのでしょう。それはケーブルという物は最終的に完成ケーブルの状態にまで仕上 げてみるまでは音色の事はわからないからです。どんなに理屈を事前に考えても完成後に出てくる音はたった一つです。その一つがまぐれあたりで良い音になる 確率は極めて低いのです。
 
世間でよく誤解されている事の、例えば銅の純度が極限に良いものを使用し、完璧な水も漏らさぬシールド構造のケーブルを作れば絶対に音が良くなる・・・・・・・・わけでは全然無いのです
。 多くのメーカーは、この点で停滞しています。事実、未だに撚り線を、その内部に多く使ってしまっています。それでは永遠に良い音は出ないのです。何故なら「隣の線と触れ合っている」撚り線は必ず音がクロストークするため音色的に濁ります。そしてシールドは必ず高域の抜けが悪くなるものなのです。そして石油系絶縁材の多用は妙な音の劣化を招いてしまいます。これは誰が追試しても同じ結果が出ます。
 
 
KGBはJAZZ以外の事はバッサリ切り捨てました。
 
そしてJAZZの中でも録音状況の良いCDに焦点を絞りました。所謂レトロJAZZに合うケーブルというのもアリだと思いますが、まずは王道のピアノトリオに絞りました。
 
ドラム、ベース、ピアノというたった三つの楽器で繰り広げる奥深い表現は使うケーブルによって、その音響世界がコロコロと変わってしまうのです。
 
KGB-3はこの大変、難しいピアノトリオの再現に完全対応しました。重要な要素であるシンバルはピアノトリオの中の唯一の金物です。金属質らしい音といえばこれが最右翼なのです。クラシックのバイオリンやオケを心地よく聞こうとかいう姿勢で作られたケーブルの場合、大抵シンバルは添え物的に小さく鳴ります。これではライブのあの感じは体感できません。
ベー スだってそうです。ベースのあのぶっとい弦と大型の木製バイオリン型ボディから生み出されるトーンの種類とその豊饒さはエレクトリック・ベースの音数の少 なさとは対照的に多いのです。ベースだけで一つの世界が創られるのです。変幻自在に弾き分ける辣腕ベーシストのその技はKGB-3で聞く事でより理解が深 まる事でしょう。
 
最後に私はドラマーでしたのでシンバル以外のドラム・キットの音色について言いますと、このKGB-3で追求したのはドラムの質感なのです。有名どころのブ ランドとしてはグレッチ、ラディック、ロジャース、スリンガーランド、プレミアなどが欧米のメーカーとして思い浮かびますが、JAZZの世界では60年代 はグレッチのドラムを使うJAZZドラマーが最も多く、正に60年代グレッチこそが当時のJAZZ DRUMの王道だったのです。この当時のグレッチのサウンドはシェルの材質、エッジのカーブ、リムの材質と形状等々のバラメーターにより独自のトーンを 持っていました。このトーンがCDから出なければケーブルの意味は無いのです。良くロックドラマーが好んで使ったラディック、その音になってしまったら意 味が無いのです。ちゃんとドラムのブランドがわかるケーブルでなくてはなりません。まぁ、その辺りは最も重要なポイントである事は言うまでもありません。

KGB-3では、かなりリアルにドラム会社の音色を描き出します。特にグレッチのトーンは最高です。60年代好きの方にもお勧めできるのです。 

 最後にJAZZ以外のソースについてどうなんだとの声が聞こえてまいりますが、このケーブルは完全に100% JAZZ ONLYです。JAZZ以外もこのケーブルで聴くよと言う方には他のケーブルをお薦めいたします。

 
在庫切れの場合でも、発注後3〜5日で納品可能です。その際、ケーブルの外皮の色は変更になります事を前もってご了承ください。


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TEL:03-3623-8351